2019年08月17日
自分の葬儀の準備をするのは勇気がいります
人間はひとたびこの世に生まれ落ちればやがてはいつの日か必ず天国に召される運命です。これは誰にも止めることができない厳粛なる真実であるということができます。日本人は長寿で有名です。女性ではその平均寿命が85歳であるといわれています。
そして男性の平均寿命は四捨五入をすれば80歳ということになります。どちらの平均寿命も堂々の世界一ということができます。このような長寿の時代を背景として、70歳を超えても自分の葬儀について無関心の人が多くなっています。
その典型は団塊の世代です。団塊の世代は今年でその全員が70歳以上になっていますから、残りの人生は長くて20年といったところではないでしょうか。今のうちから自分の葬式の準備をしておくのも家族への優しい思いやりだということができます。
それから大切なことは自分が天国に召された後に、どこに遺骨を葬られるかということです。立派な墓地を購入するのか、それとも納骨堂のような比較的料金の安い所にするのか、今のうちから決めておかなければなりません。できればそれだけはまだ元気なうちに建てておきたいですね。実際そのようにしている人達は結構数が多いです。お参りなどで墓地を訪問すると、墓石が赤字で記入されているものがありますが、それはまだ亡くなっていないというしるしです。葬儀の準備は元気なうちにやっておくのが家族への愛情です。